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益々拡大するIOT市場

IOT(Internet Of Things:モノのインターネット)についてはこの稿でも何度か触れてきましたが、その市場は益々拡大しつつあります。ある統計によると2008年には既に「IOT>人の数」となっており2020年には500億回線になるとの予測もあります。

ネットワークに繋がっているモノは、現在はまだわずか0.6%に過ぎず、残りの99.4%という膨大な市場が未開拓で残っています。
水道、電気、ガスといった公益事業にもIOTによる変革は始まっています。スマートグリッドはその典型ですが、電力以外にも色々あります。

サンパウロ等のいくつかの大都市では水道事業にIOTを導入することにより漏水を50%以上減らした例や、ニューヨーク市ではゴミ箱にIOTを導入しゴミの収集効率をあげる実験をしています。

小生が長年手がけてきたITS分野では、車のIT化、ネットワーク化は劇的に進みつつあります。最近の話題では米国西海岸発の100%電気自動車であるテスラの日本仕様車の通信システムはNTTドコモのモバイルネットワークが採用されました。これまでは垂直統合型の典型であったカーナビのアーキテクチャも劇的に変化しつつあり、今後のナビシステムはスマートフォン同様のオープンシステムになりつつあります。

第一次産業である農業や漁業の分野でも、IOTによるワイヤレススマートユーテイリテイの実現が目の前です。植物工場の遠隔監視はその一例です。

本来オープンシステムであるインターネットをベースにしたIOTは、技術のみならず、そのビジネスモデルも垂直統合型からパートナータイプ型に移行するのは必然と言えます。

コスト削減や既存サービスの改善がこれまでのM2Mの目的とすれば、新規市場による新しい収入源の開拓がIOTの目的と考えることができましょう。単なる通信モジュール組み込みであったM2Mの長い助走期間を経て、いよいよ人類はIOTの恩恵を受ける時代になりました。

以上