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海兵隊のような組織

時が経つのは早いもので、もう12月ですね。おまけに、衆議院総選挙もあるし、皆様も慌しい毎日を過ごされているとお察しします。

さて、先日、「IOT」をテーマに、都内で講演をさせていただきました。
IOTとは、Internet Of Things の略で、日本語にすると、「モノのインターネット化」という意味です。
これまで、インターネットは携帯電話やパソコンといった、いわゆる情報通信機器を繋ぐ手段でしたが、近年の急激なICT技術の発展により、車や自動販売機といった比較的に大きなモノはもちろん、最近ではもっと小さくて軽いモノまで、インターネットに繋がりはじめました。最近話題のWearable端末が、その代表でしょう。

IOTの分野で今年最大の衝撃的なニュースは、米国のGoogleが、Nestという家庭用ハードメーカを何と32億ドル(3,500億円)という 膨大な金額で買収したことです。
Nest社は、Wi-Fiを具備した学習機能つきの室温サーモスタットのメーカで、Googleの狙いは、このサーモスタット端末を介して自宅内(Home)の情報をインターネットを介して収集し、ビッグデータ化することにあります。

それにしても、いちサーモスタットメーカをこれほどの金額で買収する経営判断の背景には、ビッグデータの収集こそ今後の経営力の源泉、という強い思いがあるに違いありません。
この十年で大成功を収めたIT企業、Google、Amazon、Facebook、は間違いなく「データにこそ、価値がある」ことを立証しています。

さて、昨日、同じく講演をしていただいた東京大学の森川教授が、大変面白い指摘をされていましたのでご紹介します。
現在のような時代で、これから生き残る人材、企業は、「アメリカ海兵隊」型だそうです。
アメリカ海兵隊は、陸軍、海軍、空軍とは独立した組織であり、戦地に先鋒として真っ先に送られる精鋭軍であり、通称殴りこみ軍。
更に、上陸戦、陸上戦、会場戦、航空戦を全てこなす精鋭部隊とのこと。
森川先生のメッセージは、海兵隊のように、死を覚悟して真っ先に戦地に飛び込む覚悟が、ビッグデータの時代には重要ということでしょう。

死んでは何も残らないので論外ですが、ある程度のリスクを恐れず、新領域に飛び込み、一日も早く価値のあるデータを収集することが大切と理解しました。
弊社では、920MHz帯ActiveTagを活用した「スマートパレット」システムを開発中ですが、このシステムが、物流業界の先陣を切る「海兵隊」となるように、日々努力してきたいと思います。